FC2ブログ

35期より4

本日も35期生に綴ってもらった部活への想いを掲載致します。

私は元々、友達ができなくて困るというようなタイプではありませんでした。どちらかというと人見知りはしない方だったから、学校や塾など参加しているコミュニティではそれなりに友達を作りましたし、その中には今でも連絡している友達も、数は少ないけれどいます。

でも高校吹奏楽部で過ごした3年間、特に最後の1年間は、私にとって全く異質な体験でした。
この部活には本音を言わなきゃいけない場面が多すぎる。何度も何度も重ねた定期演奏会の企画会議ももちろんだけれど、パート練習や係の会議、さらには家の方向が同じ同期との帰り道に、家に帰ってからのLINEのやり取りまで。別に本音を言いたくなくても、「この仕事、やってくれない?」と頼まれた仕事がとんでもなく面倒なときは、「それは無理!」ってハッキリ断らなきゃその後つらくなるし、パート練習でリズムがずれていることに気付いたら、指摘しなきゃ練習にならないわけです。

そうして本音でいると、仲間のあらゆる面を知ることができます。その人の根本に流れる哲学を知り、尊敬すべき崇高な考えを知り、脆く弱い部分を知る。それに対して私は深く共感したり、反発したり、驚いたり、羨ましく思ったりしました。
もちろん、ただ知るだけじゃなくて、私たちはお互いを補い合おうとしました。偏った考え方を中和させたり、凝り固まった考え方をほぐして新しい考え方を取り入れようとしたり。そうして、よりよい部活とは何なのか、よりよい演奏会とは何なのかを常に考え続けてきました。

引退まであと2週間あまりとなった今、周りを見渡してみると、そこにいる仲間はもはや単なる「友達」ではありません。それは同僚でもあり、ライバルでもあり、良き相談相手でもあり、家族でもあります。お互いの考え方も性格も深く深く理解し合い、支え合った仲間たちです。そして今私は、そんな仲間たちのことをとても誇りに思うし、自分自身がそのメンバーの一員であることを、涙が出るほど嬉しく思います。

私にとって高校吹奏楽部は、他者との距離を限界まで縮める場でした。その経験は、今後の人生の礎となるだろうと思いますが、同時にこれ以上の関係が今後の人生に存在するのだろうかと首を傾げたくなるほど、甘く美しい体験でした。

これを踏まえて。私が伝えたいのは、この吹奏楽部の仲間に対する、深い深い感謝です。陳腐で使い古された言葉だけれど、この素晴らしい体験は、私の一生を通して、かけがえのない宝物になるだろうと思います。

今まで本当にありがとう。私はこの部活が、そして仲間が、大好きでした。

35期Trb A.T
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

頑張ってください!
Profile

渋谷幕張高校吹奏楽部

Author:渋谷幕張高校吹奏楽部

Information
Next→
クリスマスコンサート
  2017.12.13(水)
@幕張南小
New Entry
New Comment
New Trackback
Monthly Archive
Category
Link
Twitter